コラム

看護過程の要素とは

看護過程とは、利用者へ適切なケアを行うために必要となるプロセスのことです。
人の健康にかかわるこの重要なプロセスには、どのような要素があるのでしょうか。
この記事では、看護過程の要素について解説いたします。
▼看護過程の要素
■アセスメント
利用者の情報を収集し、身体的・精神的要因からどのような状態にあるのかを考えます。
既往歴やデータ・問診などで得た情報を整理し、自分の知識と合わせて症状を分析する大切な過程です。
■看護診断と計画
アセスメントで得た情報と利用者の状態との関連性を考え、問題を引き起こした原因を明確にする段階です。
そして問題解決に向け目標を定め、観察計画・援助計画・教育計画までを行います。
立てた看護計画は、利用者や家族の同意を得ることが必要です。
■看護の実施
観察計画・援助計画・教育計画に沿って、ケアを実施する過程です。
ケアをする際にしっかりと観察を行い、変化したこと・しなかったことを記録します。
経過を見ながら、必要に応じて計画を修正する場合もあります。
■評価
計画の実施を通して、目標の達成度や実施内容について振り返ります。
達成できていない場合は、今後どのようなケアを取り入れるべきか再検討します。
この段階で情報を収集し、ケア実施後の状態を踏まえて再びアセスメントを行う流れです。
▼まとめ
看護過程の要素にはアセスメント・看護診断・計画・実施・評価があり、これを繰り返し実施します。
利用者の情報収集と観察を欠かさず行い、そこから適切なケアを導くために大事な過程です。
平塚で訪問看護を行う『くじら訪問看護ステーション』では、誠実で丁寧なサービスと柔軟な対応力を大切にしております。
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