常に同じ姿勢をとっていると、体に「床ずれ」が生じることがあります。
床ずれになると、どのような症状が現れるのでしょうか。
今回は、床ずれの症状についてご紹介します。
▼床ずれの症状
■皮膚の赤みと痛み
床ずれの初期症状として現れるのが、皮膚の赤みです。
そのままにしていると、徐々に進行して痛みを伴ってきます。
痛みの原因は真皮がダメージを受けたためで、ただれ・水ぶくれのほか、分泌物が出てくることも少なくありません。
■膿や細菌による炎症
真皮に到達した床ずれがさらに進むと、皮下組織にまで届きます。
皮下組織には皮下脂肪が蓄えられており、痩せて脂肪が減ってしまうと、皮膚の下はすぐに骨の状態です。
骨の周囲に床ずれが及んで膿がたまってしまうほか、細菌が入って感染を起こす場合もあります。
▼潰瘍ができるケースも
皮下組織の奥には、筋肉・骨・神経組織があります。
床ずれが進むと、体の表面からでも筋肉や骨が確認でき、壊死した組織が見えることもあるほどです。
潰瘍ができると激しい痛みを伴いますので、一刻も早い処置が求められます。
▼まとめ
床ずれの症状には「皮膚の赤みと痛み」「膿や細菌による炎症」があります。
進行していくにつれて痛みがひどくなり、潰瘍ができると激しい痛みを伴う場合もあるでしょう
悪化しないためにも、床ずれを防ぐことが大切です。
平塚の『くじら訪問看護ステーション』では、ご利用者様が安心して自宅で療養できるよう看護ケアを行います。
床ずれにお悩みの際は、一度ご相談ください。