入浴介助は、訪問看護において欠かせない重要な支援です。
しかし入浴介助の際には、注意すべきことがいくつかあります。
そこで今回は、訪問看護における入浴介助のポイントについて解説します。
▼訪問看護における入浴介助のポイント
■治療器具の汚染
在宅で療養をしている方の中には、常に治療器具を装着されている場合があります。
入浴の際は、これらの治療器具が汚染されるリスクがあるため、十分な注意が必要です。
治療器具にお湯が入らないよう配慮し、入浴後は器具を消毒して清潔に保ちます。
■ヒートショックの予防
「ヒートショック」とは急激な温度変化により、血圧が上下に大きく変動することです。
心筋梗塞・脳卒中といった、血管の病気を引き起こすリスクが高まります。
そのため失神して転倒し、ケガをするケースも少なくありません。
訪問看護で入浴介助をする際は、浴室と脱衣所の温度を把握し、ヒートショックを起こさないように準備をすることが重要です。
■転倒の防止
浴室内は水や石けんを使用するため、転倒のリスクが高い環境となっています。
そのため常に転倒への配慮を怠らず、見守りながら介助を行うのがポイントです。
洗い場や浴槽の中に滑り止め付きのマットを敷いたり、手すりのあるシャワーチェアを用意したりすると、転倒のリスクを減らせます。
▼まとめ
訪問看護における入浴介助では「治療器具の汚染」「ヒートショックの予防」「転倒の防止」などのポイントを意識しましょう。
安全な環境を整え、快適な入浴を実現することが重要です。
ご自宅で入浴介助を必要とされる際は、平塚の『くじら訪問看護ステーション』にご相談ください。
専門知識のあるスタッフが、適切な看護ケアを行います。