認知症の方とコミュニケーションをとろうとしても、なかなか上手くいかないこともあります。
しかし、それでイライラしたり相手に当たったりしてはいけません。
そこで今回は、認知症の方への接し方についてご紹介します。
▼認知症の方への接し方とは
■話をしっかり聞く
認知症の方は、自分の思いや気持ちを伝えたいときに言葉がうまく出なかったり、話がまとまらなかったりすることがあります。
話の内容がわからなくても相槌で相手に興味を示し、共感や理解を表現しましょう。
■頭ごなしに叱ったり否定したりしない
認知症の方は、現実と記憶が混同したり物事の判断が難しくなったりします。
もし間違っていると思っても、優しく誘導したり話題を変えたりするなど工夫するのが重要です。
■尊厳を守る
認知症の方は、自分でできなくなったことや忘れてしまったことに対して、恥ずかしさや劣等感を抱くことがあります。
しかし、子ども扱いしたり見下したりするのは相手の尊厳を傷つける原因です。
1人の大人として、尊敬や敬意をもって接しましょう。
■明るくゆっくりした口調で話しかける
認知症の方は声のトーンや表情などから、相手の感情や態度を読み取るのが難しい場合があります。
笑顔や身振りなどで親しみや優しさを表現し、相手に安心感や信頼感を与えるのがポイントです。
▼まとめ
認知症の方と接する際は、話をしっかり聞くことや明るくゆっくりした口調で話しかけるのが大切です。
また、頭ごなしに叱ったり否定したりせず、尊敬や敬意を持って接しましょう。
当社では訪問看護を行っていますので、自宅での療養をご希望の方はぜひご相談ください。