コラム

誤嚥を予防する方法

食べ物や唾液が気管に入ってしまうことを、誤嚥と言います。
せき込んで気管に入った物を吐き出せれば良いですが、誤嚥したままでは肺炎を引き起こす可能性が高くなってしまいます。
では誤嚥を予防するには、どのような方法があるのでしょうか。
この記事では、誤嚥を予防する方法についてご紹介します。
▼誤嚥を予防する方法
■食事内容の配慮
誤嚥を起こしやすい方の特徴として、咀嚼や嚥下機能の低下がみられます。
そのため誤嚥を予防するには、食事内容への配慮が必要です。
粘度の低い物は誤嚥しやすいため、とろみを付けると良いでしょう。
また食べ物を食べやすい大きさに切ったり、柔らかい状態にして提供することも大切です。
■食事中の姿勢
椅子を使用する場合は、両足がしっかり床につき顎を引いた姿勢で食事を摂れるよう工夫をしましょう。
猫背や顎が上を向いてしまう姿勢では、食べ物が飲み込みにくく誤嚥しやすくなります。
ベッド上で食事をする場合は、上半身を45~60度程度上げて膝下にクッションを入れて姿勢を整えましょう。
首や顎を支えるために、クッションを用いることも大切です。
■口腔内の清潔
誤嚥をすると、食べ物と一緒に口腔内の細菌も入ってしまいます。
口腔内の細菌が気管や肺で繁殖すると、誤嚥性肺炎を誘発してしまうため口腔内の清潔を保ちましょう。
口腔ケアをすることで嚥下力の向上にもつながるため、食事の前後に行うことが大切です。
▼まとめ
誤嚥を予防するためには、食事内容や食事中の姿勢に注意しましょう。
食べやすい大きさに切ったり、とろみを付けることも大切です。
口腔ケアは細菌の繁殖を抑えるだけでなく、刺激により嚥下力が向上するため食事前後に行いましょう。
平塚にある『くじら訪問看護ステーション』では、ご利用者様が安心して自宅で療養できるようにサポートします。
専門的な医療ケアや支援を提供しておりますので、お気軽にお問い合わせください。

関連記事