ケガや病気によって入浴ができない時に、体をタオルで拭くことを「清拭」と言います。
清拭には、どのような目的があるのでしょうか。
そこで今回は、清拭の目的について解説します。
▼清拭の目的
■皮膚を清潔に保つ
入浴ができないと皮膚にさまざまな菌が付着し、細菌に感染するリスクが高まります。
清拭を行うと皮膚が清潔に保たれるため、細菌に感染するリスクが下がり、感染症の予防に効果的です。
また、普段から皮膚や爪の状態を観察しておくと、異常の早期発見につながるため、細部に注意を払いながら清拭を行います。
■血液の循環を促す
温かいお湯にひたしたタオルで清拭を行うのには、血液の循環を促すという目的もあります。
血流が良いと床ずれを防止するほか、関節のこわばりを緩和するのに効果的です。
さらに、筋力の低下を防ぐことにもつながります。
■リラックス効果を得る
お風呂に入れない時に温かいタオルで全身を拭くと、さっぱりした気分になれますよね。
ホッとした気持ちになり、リラックスできる方も多いでしょう。
爽快な感覚やリラックス気分を感じられるのは、清拭によってもたらされる大きなメリットです。
▼まとめ
清拭は「皮膚を清潔に保つ」「血液の循環を促す」「リラックス効果を得る」といった目的のために行います。
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